以前書いた記事、「行政書士は何屋さん?」でいただいたコメントで「鷹悠会(たかゆうかい)」についての記載があったので、色々調べてみました。
実は「鷹悠会」についてはTVで前々から知っていて、色々調べてみようと思ったのですが、あまりにもネット上での情報が多くて整理するのにとにかく時間がかかってしまったんですよ。
とにかく被害相談の書き込みが多いです。
ここ最近色々学んでみて、今更ながらなんですが、このTVで代表の高木氏がヤミ金融業者と交渉しちゃってるシーンなんかが流れてて、凄く違和感覚えたんですよ。
直接交渉してるけど、弁護士か司法書士の資格持ってるのかな?
当時、実際にヤミ金対策に取り組んでいた弁護団の記事が一番読みやすいですかね
ヤミ金被害対策埼玉弁護団
http://yamikin-saitama.bengodan.jp/?p=814
かいつまんで説明すると、
「ヤミ金融業者の取り立てを止める」と宣伝していた東京の行政書士法人「鷹悠会」が、
「高額の報酬を請求されたうえ取り立ても止まらない」という相談がヤミ金融対策に取り組む弁護士や国民生活センターに相次いでいる。鷹悠会は、ホームページで「ヤミ金融業者の取り立てを止める」などと宣伝していましたが、
弁護団には「依頼したところ数十万円の報酬を請求されたうえ、取り立ても止まらない」という相談が全国の56人から寄せられている。鷹悠会を巡っては、国民生活センターにも同様の相談がおよそ120件寄せられているということで、
弁護団は「ヤミ金融の被害者が二次被害に遭っていると言え、悪質だ。今後も相談を受け付けていきたい」と話している。
色々と他所のサイトも覗かせていただいてもっとまとめると、
・ヤミ金融業者の取り立てを止めると宣伝して相談を受ける
・業務委託費用・着手金を請求
・当時のHP(既に閉鎖)では内容証明を作成して送るとあるのですが、実際には相手のヤミ金融業者に取り立てを辞める交渉電話をしていた。
・実際にはヤミ金融業者の取り立てがやまないケースも
・着手金やら報酬やらで結構な金額を請求
行政書士の領分は完全に越えてますよね。
以前書いた記事、「行政書士は何屋さん?」の行政書士さんもそうなのですが、
直接交渉できるのは弁護士か司法書士だけ
で、行政書士にはその資格がないんですよ。
行政書士に出来ることは書類の作成及び手続きの代理、相談のみなんですよね。
鷹悠会の凄いところはヤミ金融業者に21万借りている人に対して同額の21万を、費用なのか報酬なのか請求してるという点。
確かに二次被害ですよね。
どうも当時所属していたであろう、東京行政書士会が鷹悠会や該当の行政書士に対して懲戒処分等の処分を行っていない様子。
東京行政書士会の懲戒処分等の情報
http://www.tokyo-gyosei.or.jp/profile/disciplinary_action.html
原則として該当都道府県の知事と、会の会長さんが処分を下せるようなのですが、今のところ記載は無いですね。
「解散したから関係無い」ってスタンスなのか、係争中で処分保留中なのか?
いろいろなサイト見ていると、
東京行政書士会には「自浄能力が無い」
といったかなり辛辣な意見が多く飛び交ってました。
そういえば、「行政書士は何屋さん?」の行政書士さんも元は東京所属っぽかったしなぁ。
次回は東京行政書士会について色々調べてみますかね?