「なんだかなぁ。。。」
偶然見かけた記事なんですけど、行政書士会という大きな団体がこんな事言っちゃうんだ。
と驚きました。
このブログを書いた行政書士会の担当は、ちょっと不勉強というか、もしかすると行政書士じゃなくて広報的な人かもしれませんよね。
公開されただけでも相当問題ですが。。。
アーカイブが残っていたので、まずは読んでみて下さい。
行政書士と弁護士等/東京都行政書士会 中野支部
記述にあって特に気になったのが、
刑事事件においては、行政書士は告訴状の作成を通じて被害者の味方をします。弁護士は、加害者すなわち被告人の弁護、味方をします。
これ、おかしくないですか?
たとえば損害賠償請求を起こすとき、立ち位置的には
加害者側に弁護士
被害者側にも弁護士って構図はよく有るような。
なんでしょうね、行政書士は正義の味方です。って言いたいんですかね?
ほかにも、
民事事件においては、行政書士は原則として紛争に関わることなく予防法務を専門とします。弁護士は、予防法務も行いますが主として裁判等において紛争処理を中心とします。
いやいやいや、そんなこと無いでしょう(失笑)
企業の顧問弁護士さん等は、法廷紛争に発展させないために契約上の内容の確認等の予防法務を主体にしている訳で。
ちなみにですが、行政書士になるための条件
・行政書士試験に合格した者
・弁護士、弁理士、公認会計士、税理士となる資格を有する者[10]。
・国又は地方公共団体の公務員として「行政事務」を担当した期間及び特定独立行政法人又は特定地方独立行政法人の役員又は職員として「行政事務」に相当する事務を担当した期間が通算して20年以上(高等学校・大学等を卒業した者は17年以上)になる者
つまりは行政書士の出来ることの大半は弁護士でも出来ると言うこと。
行政書士のイイ所って、
・弁護士にお願いするよりも敷居が低い
・会社の定款や遺言書の代書屋さん
のような感じで言うなれば「街の電気屋さん」的位置づけでいいような。いや、そうであって欲しいと思うわけですよ。
変に差別化して喧嘩することも無いと思うんですよね。